― 集会当日・シュビト中央広場 ―
何をどう疑われると、どう動きが取れなくなると言うのかね?
[シメオンが重ねた心配の言葉に>>58男は一瞬視線を鋭くする]
そう、例えば、君が開国を求める若者達と結託していたとして、それが問題となるとでも?
元々君は開国を求める使者だ、理解者たる彼等と接近しようとするのに、何の不思議がある?
巫女姫も、あのアレクシス・ユレも、君にそれを止めはしなかった。
だから、君の行動を咎める理由は無い。
君が彼等と共に、王府の執政を転覆しようとしているというなら話は別だがね。
もしや、そのつもりでいるのか?
[視線は鋭いままながら、問う声音は内容に比して軽い]