[会場には、見覚えのある顔もあれば初めて見る顔もあっただろうか。如何せん、使い魔達の“人の姿”はその主人に依存するからあてにならない。くんくん、と鼻をひくつかせれば、この身体でも解る美味しそうな食べ物の匂い。わっ、と手近なテーブルに飛び付いただろう*]