― 魔王城最深部 ― ――欲のないことであるな。[望みを申せと言って返されたのは、知りたかった事を知るという望みであると>>61。 素直な説明を受けて、魔王の顔に浮かぶのは常の尊大さとは少し違う笑み][尤も、勇者が別の何かを望んだ所で、言われたままにそれを叶えるはずもなかったのだが]