人狼物語−薔薇の下国

489 グラムワーグ・サーガ4


黙示天使 アデル

[しかし、それでも黙示天使として、他者の目に留まるだけの力を得ていたか。
 ある時、指揮官を務める大天使の御前へと呼び出された。
 通常ならば直接言葉を交わすことなどあり得ぬ高位の天使を、ひざまずき、頭を垂れて待つ]

『アデル』

[己に与えられた名を、その声が呼んだ]

『黙示天使アデル』

[言われるがままに、顔を上げる]

 ――はい。

[眩いほどの姿が、そこには在った]

(67) 2017/10/31(Tue) 21:39:29

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