― 銀嵐の終わりに ―[白い狼の傍に落ちた認識票が泣いていた>>0様に聴こえても。ニクスが傍で不思議そうに首を傾げても>>22、白い狼の身体は雪と風に任せて、姿を消すのみ。答える筈もない。応えられる筈もない。だが…………]