[魔王が全大陸に向けて行った降伏勧告と、それに続く、度重なる大陸への攻撃は、ソマリアランの言葉を裏付けるに足るものだった。世界の破滅を危惧したものたちは、かつての約束を果たすため、海から空から騎士団領に集まっていた。騎士団長が既に亡く、ソマリアード・ソマリアラン兄弟も失われている。指揮を執るべき者の不在に彼らも動けずにいた。だがソマリアランの意思を受け継ぎ、王の証である"鍵"を抜いた新しい盟主がカレンにいると知り、徐々に移動を開始している。*]