私? 私も勝利は望んでいるよ。
……帝国の勝利をもって、平和を齎すことをね。
[棒読みとまではいかないが、まるで熱のない声で言う]
言うまでもないけど気をつけて、アイゼンシュタイン少尉。
暴発などしたら目も当てられない。
君も味方に殺されたくはないだろう?
私もそんなもの出来れば見たくない。
[任務から戻ってきたノトカーが既に重傷だった理由をヴィンセントはどこまで知っていただろう。付け足された一言に、初めて感情らしきもの、自嘲が声に混ざった]
ああ、結局邪魔をしてしまって悪かった。
それでも自分の目でも一度確認しておきたかったからね。
[説明ありがとう、と手を上げて踵を返した*]