……分かりました。
報告ご苦労様でした、貴殿は休んで下さい。
あちらにはまた別の者を送ります。
ゼファーと対峙して、戦う意志を損なわぬ者はこちらに戻ってくるようにと。
…いや、最低限の護衛を残すだけで良い。
ゼファーは戦わぬ者に向ける刃は持ち合わせておりません。
仮にあちらに攻め入られたとして、無体を働かれる事は無い。
えぇ、ではそのように。
[臨時拠点に今居る戦力をこちらにと指示をしたのは、これ以上の消耗は互いに望まぬと察したからと。
ほんのわずかだが、ゼファーの将二人と交わした言葉から信を置けると判じた事から。
此処まで休み無しで走ってきた者に労いをかけると、別の者を再度臨時拠点へと奔らせた。
今から報せたならば、日中には此方に戦力が集うことも叶うだろう*]