[地に手をついてなんとか再度倒れることは防いだが、あとはもう肩で息をしながらその状態を維持することで精いっぱい。とてもじゃないが動ける気がしない]…………。う、うう……、ほんと、あなた、手加減しなさすぎ。[少女の身を案じてくれる女性を見つめる眼差しは自然と、>>35何かを訴えかけるものになる。動けない己の代わりにどうにかしてほしい――と。担いでいってほしいとまでは言わないけれど。何せやりあったばかり、向こうも相応に消耗しているわけだし]