人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


山岳の民 ヴェルザンディ

― 南島戦場近辺 ―

[大規模な戦いなどは、それこそ千年の昔に幾度かあったきり。
戦士としての誇りは伝われど、心構えまでは未だ行き足りぬ。
そんな状況で見た戦場は、外より齎されたもの──奇しくも、自分たちの手で見出し運んだ異国の技術の存在もあり、若者たちに畏怖の念を抱かせていた。
そんな状況で見咎められ、追われれば、条件反射も込みで逃げるは必定──なのだが]

 『なんで追われなきゃなんないんだよ!』
 『知るか!』

[なんてやり取りをしながら、逃げてゆく。
牽制のために矢を放つ、というのは考えてはいなかった。
それだけはするな、と厳重に戒められていたし、何より余裕がない]

(66) 2015/03/14(Sat) 16:11:35

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