―レクリエーションルーム―
[>>57手を振られれば、ひらひらと振り返して炬燵の一角へ。
足を入れてみれば、たちまち温かさに包まれる。
思わず、ぅあー、と緩んだ声を零した。
炬燵の魔力、恐るべし。]
え、一人旅?
よく許して貰えたなぁ…。
でもその年であちこち行く方が良いのかもな。
施設に入る時とかも学生料金で行けるしー。
[彼の世界に学生割引、という概念がないとも知らず、そんな事を。
青年が彼くらいの年頃の時に一人旅を出来たかというと、
憧れてはいたが、中々行動に移せなかったのを思い出す。
故に、少年に向けるのは賞賛だ。]