人狼物語−薔薇の下国

65 ルー・ガルー OROCHI


護衛長 タイガ

―緑の聖殿―

[最初に足を踏み入れた時は、馴染むような気配に包まれたというのに。
今は進むのを拒むような冷気が足元から立ち昇っている。
身体の奥底に霜が降りるような感触。
纏わりつくように重く、じわじわと息苦しい。

けれど――…“たたかえ”というあの声は、聞こえない。

寄ってきた何かを払い落とすように、漆黒の髪をゆると振り、
足音を殺すことなく歩を進める。
誰かが奥に居るならば、来訪には簡単に気づくことが出来るだろう]

(66) 2013/09/25(Wed) 13:51:35

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