でもやっぱり、頑張りすぎちゃいそうだなあ、ミルさんってば。
[ 見送った相手の気質を思えば、力を尽くすと言ったらほんとに全力尽くすのだろうと、苦笑を浮かべ、カップに残った紅茶を飲み干そうとして ]
あれ?ほつれてる。さっきリアにアタックされた時かな?
[ 占い師らしく、袖口に施した刺繍の金糸がほつれているのに気づいて眉を下げた ]
ルナちゃんに頼まないと直せないだろうなあ。
[ 精緻な刺繍は、服を仕立ててくれたエルナ本人でなければ復元できないだろうと考えながら、席を立つ ]
店にいるかなあ?
[ とりあえず行ってみようかと、歩き出した* ]