もう一点。 帰還時に、救助艇への乗員作業を終え、 丁度出航するところでありました。 航海長はそのまま救助艇に乗船し、兵達の統率と 移送先での報告業務を依頼してあります。[ここまで一気に報告して。ふぅ……と、疲れたように息を吐いた。なにせ混乱の中短艇を出し、一人で漕いで、帰りはもう一艇曳航して戻ってきて、さらにここまで走って報告に来たのだ。見事、汗だくである。]