[シメオンの方を振り返る。
通常の歩行には問題ないようだが、
こいつは、夕べも何度か転びかけてた。
肩を貸してやりながらの帰路。
酔っぱらいの千鳥足でも、どこか不揃いな気がした両足音のリズム。
縺れかけたのは、決まって右側の足だった>>0:104]
二日酔いだけならともかく、
緊急避難時に、足のよくない人間を放っておけるか。
行くぞ…って、おい。どうした!?
[楽器ケースらしき物を持ち、医務室の入り口近くの
ホロ・データの前に立つ後ろ姿>>4に、声を掛けた時。
口元を覆った手と、ぐらりと傾いた身体に瞳を瞠り>>6
咄嗟に、支えようと両腕を伸ばした*]