もしも、それが、苗床を襲った風と関わりあるとすれば……「大風」かもしれません。[ 古来より、暴風によって家や建物を破壊すると知られる妖。天帝の威に守られた都に普段現れることはないはずの妖魔であったが ]「大風」は、破壊の意志以外の目的を持たぬ妖ですが、それを利用した者が別に在るのかもしれない、と、大将も考えてるみたいで。だとすれば、襲撃は一度とは限りません。[ 声を潜めて伝えれば、最早それ以上の言葉は要らぬと、朱雀神には思われようか* ]