― 15年前/辺境伯side ―[ウェストマール王国から訪れた使者は臣従を促す書状をラモーラルへと持ち込んだ。当時宰相であったアルブレヒトは領主であるクレイグからその話を聞き、とある国の末路を思い出す]「……私は、受け入れるべきだと思う」[臣従を勧める言葉。だがその言葉は独立国としての自負を抱くクレイグには受け入れられず。民の生活を護るためだと主張しても、彼の考えは変わらなかった]