[暫しライナーの後方でコンラートとのやり取りを聞いていた俺だが、コンラートが姿を眩まそうとすれば(>>34)、逃がすかと吐き捨て引き金を引こうとした。
けれども既にそれには放たれる筈の銃弾はなく、カチリと虚しい音がこぼれるだけだった]
中尉、後でいいので良ければ弾倉貸してください。
[白煙の向こうから聞こえたリエヴルの言葉>>35を思い出しながら、小さな苦笑をライナーに向けた。
弾倉は受け取れただろうか]
[それからローレルが持ってきた飲料水で、彼女が言うままに傷口の処置を施す(>>40)。
軽く掠っただけのつもりだが、思いのほかじわりと広がる傷口にうげろと眉を寄せたのはここだけの話だ。
歩くこと、走ることには、支障はないだろう。あったとしても、気力でどうにか出来る程度の傷。ということにしておく]