……後でまた、盛大に動くと思われる。嘆きに浸るのも構わないが、前線に出る兵は休めるうちに休んでおけ。それが生死を分けることもあるのだから。私も、招集がかかるまで、暫く休息をとる。何かあったら他の副長に声をかけてくれ。[淡々とした様子を崩すことなく、義弟になるはずだった青年の躰に背中を向け、そのまま、人気のない空き部屋を探して歩き出した。]