[朝。お前の顔が見えて>>64
どれ程安心したかはきっと言葉にすることはない
彼のいうのは妥当である
食堂の薪も、昨日心もとなかったなぁと
そういえば思い出した。が――
では、ヤコブはどうして外に出たのだろう
矢張りディーターと同じく、薪を探して
……なのだろうか]
しっかし寒いし、吹雪は止まんし
……まるですべてを雪しまきが攫ってゆくようだ
[だが、悲しみは攫って呉れないまま
深々と降り積もってゆく]
―――おぅ、また後で
[ディーターに風邪ひくなよ、と言って自分もまた
シーツを取りに向かうのだ*]