[幼馴染とウェルシュの刻の邪魔をしないよう、零れ落ちる雫を拭い落としていると、肩に添えていた腕に添うように、幼馴染の手がヴィクトリアの肩近くへと置かれる>>3:450]ロー?…第三艦隊、ロー シェン リーミン、代将。[通信文を復唱するように、願う声に己の声を添わせた]願い通りに、生きた────[その言葉が急に現実味を帯びてきて、語尾が酷く掠れる。幼馴染が言葉を届けてと願う相手。帝国に於いて幼馴染が心を許せた相手、なのだろうか。少なくとも、影響を受けた人物なのだろうと感じる]