…はい、貴方。 お帰りなさい、今日もお疲れ様でした。[魔界に迎えに来てくれた夫を労うにはそぐわぬ、常の挨拶。――攫い返しに、というのがより正確な所かも知れないが] 何時もここに帰ってきてくれて、ありがとう。[宵待草の茂みにぺたりと腰を下ろし、くいと夫の裾を引く。真っ直ぐに差し伸べる両腕に、満面の笑みを添えて] ああ、でも――…、 ここでは、夜露に濡れてしまうかも知れないわね。 お気に召さなければ、貴方のお好きな場所で。…お好きなだけ?