人狼物語−薔薇の下国

525 ルー・ガルー戦記 11 〜カーマルグ半島帰属戦〜


王国軍部隊長 セルウィン

[更なる一歩を踏み込もうとした時、項の辺りが警告するようにひりついた。
 本当に、これほどの相手があっさり隙を見せるものか?
 しかしその感覚を振り切って、セルウィンは動いた]

[ここで死地に飛び込まねば、どのみち勝てる相手ではない]

 ――そこだっ!!

[横振りしていた槍の穂先を、再び前方へ。
 敵の懐へ飛び込む動きで、更に右腕を限界まで突き出す。
 相手の思惑ごと貫かんとするほど真っ直ぐに、狙うのはフェリクスの喉元*]

(65) 2019/11/05(Tue) 20:39:47

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