『ここは精霊の領域』『風の精霊の長が織り上げた、疾風の満ちる場所』[風乙女たちが歌うように場の説明をしてくれる]……精霊の、長……。[そんなのまで出て来てるんだ、とか。なんて事を考えたのは、短い刹那。少年は翠色の正八面体を握り締め、そこから同じ色の刃持つ双剣を生み出す]