人狼物語−薔薇の下国

332 【絶望村】貴方と私が乗れない方舟


女子学生 シュテルン

[鍼灸師の女性は質問には答えず、そっとおでこに手を当てる>>64
先に感じた柔らかい香りが強くなる。
虚ろな目でそれを見つめる。]

  お姉……さん……

[自身はマレンマの手に繋がれたまま、ヴェルザンディが階段のある扉へ向かうのが分かる。
扉は少し開けにくそうだった。
そもそも凍って開かなくなっていたことを女は知らない。]

  やだ………
  私、も……
  エレ、ちゃ………

[女性の後を追おうとして、足がもつれて膝をつく。手はまだマレンマと繋いだまま。
思うように動かない身体に、思わず涙が溢れた。]

(65) 2015/05/05(Tue) 18:26:24

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