[か…完食しやがった…]
い、いや最後までは参加しますが…
って、そんなに駄目ですよっ!
たとえばですよ?
タクマさんを男しかいない所に放りこんだとして、それでタクマさんの良さが引きだせますか?
ゲルトが『昼寝』という概念が存在しない世界に行ったとして、それは果たしてゲルトと言えるのでしょうか?
タクマさんやゲルト、イングリットさん、ガートルードさんエディさんフランツさんとあとあの赤毛の…そういう人たちと出会わずして生きたとしたら、領主さまは死ぬときに何を思いますか?
ムール貝も、適切な香辛料と調理の中でこそムール貝たりえ、相性の良い食材と出会ってこそ、その生と死の意味が満たされるのです!
[一息に言ってはあと息を継ぐ。こんなに難しいことを考えたのは久しぶりで、頭がぐるぐるしている。
あれ、というかそもそも何の話をしていたんだっけ?]**