[空に大地に次々と咲いた炎の花に、光の異形たちが巻き込まれて消える。揺らぎ姿滲ませ躱そうとしたものもいたようだが、それをも炎が呑み込んだ。爆ぜ落ちた種は、そのまま地面で芽吹く。ぽぽぽ、とあちらこちらで小さな緑が葉を広げた。] ふむ。 魔王の手下よりもよほど手ごたえがないのじゃ。[素直な感想を口に出しながら、次の術を編む。**]