ディーク、だったか......奴なら、悪く無いな。[ 風の示す先へと歩き出しながら、愉しげに呟いた声は、或いは獣の耳にも届いたか。アイリと獣は置き去りにするかの形だが、特に急ぐ歩調でもなく、どちらがついてきたとしても、構いはしなかった** ]