人狼物語−薔薇の下国

381 四君子繚乱


柊の氷華 ジークムント

[やがて、少女を抱えた氷華は、己が領域へと辿り着き]

 ふん、まあそうなるであろうな。

[体を抱え身を縮こませる少女を、無造作に雪の上へ下ろす。
 万年雪ではあるが表面は凍り付いてはおらず、少女の熱を受ければ結晶が解けた。
 しかしそうして生まれた水も、程無く周囲の冷気受け凍り付く]

 さて、離してやったぞ。
 身は今にも凍えそうであるが――
 心はどうであるかな?

[心を変質させることへ、体以上の抵抗を見せた少女。
 その意志はまだあるかというように、敢えてすぐに儀へ移らず問うた**]

(65) 2015/10/03(Sat) 03:13:24

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