人狼物語−薔薇の下国

312 ルー・ガルー戦記 7 〜攘夷/開国篇


影の軍師 アレクシス

[>>60 そしてシメオンの背中が遥か彼方へと消えた頃、]

 ―――……おかえりなさい。

[弱弱しい飛び方で、薄羽蜉蝣が戻ってくる。
それを手に乗せ、鼻を近づけてみやる。
その虫は音も無くシメオンの肩に留まり、ただそこに居続けた。
刺すことも、探ることも無い。
武器としては下級の、脆弱な虫。
存在感の無さだけが、唯一にして最恐の取り柄。
この男のようである。]

(65) 2015/03/07(Sat) 02:35:31

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