─広間、そしてまた広間─
[のんびり屋が素敵と評されたことには目を丸くした。
のんびり屋だと言われたことは数あれど、それを素敵と言われたことはなかった。
ちなみに、学生時代はぐーれいとなサイズの胸元を、男子生徒たちに陰で素敵とよく評されていたことは知らない。のんびり屋なので]
この建物、すごく広いんですね。
[なかなか部屋にたどり着かない。何度も同じところをうろうろしていることにはやっぱり気づくわけもなく、一時間半以上もさまよって、到着した部屋の扉を開けると]
あら?
[残念、そこは振り出しでした。しかしこんなのはよくあることなので、マリエッタはあまり気にしない]
こんにちはー。
[増えていた参加者の女性に、のんびりと挨拶をするのだった]