― 王都・広場 ―
武芸大会の褒賞でそれって……。
[それ、相当気に入られたかなんかじゃね? と思うが、突っ込みは入れず]
……ん、まあ、ここの国王は無理やり縛り付けるとかは一番嫌うから。
そーゆー心配はいらん、ってのは言っとくわ。
[さらっとそんな事を言って。
名乗り>>64と共に差し出された手に、ひとつ瞬いた]
……俺は、ヴェルナー・シェンラン。
ここの……まあ、隠れご意見番みたいなもんだ。
[軽い口調で誤魔化してはいるが、13年前の戦いから若き国王に沿う、『神子王の守護者』の名はそれなりに知られたもの。
それに向こうがどんな反応をするか、と思いつつ、こちらも右手を差し出し握手には応じる。**]