[教会の聖堂を出れば、外はやっぱり暗かった。蝙蝠がわんさと飛んできたのはまだ昼だったはずだけど、空を覆われたあれから、どれだけ経ったもんだかもよくわからない] いやあ、虫でもなんでも、いっぱいいるとそれだけでおっかないもんだ しかも襲ってくるなんてな ……はぁぁ怖い[棒切れを握って、大通りの一本脇道を選んで歩き出した*]