ルー、おはようなのよ!
[…は台所の扉をくぐると、ぴょこぴょこと食卓についた。
えんどう豆とほうれん草の盛られた木皿と、ルートヴィヒのスープに入ったえんどう豆を見て、「ルーとおそろいなのよ」と嬉しそうにしている。
…は、自分用の木皿を前に目をきゅっと閉じ、]
あーめんなのよ。
[いつものルートヴィヒの真似をしてそう言ってから、ほうれん草を咥えて美味しそうにもきゅもきゅと口を動かした。
ほうれん草をもきゅもきゅ。
丸いえんどう豆をもきゅもきゅ。
しわの入ったえんどう豆をもきゅもきゅ。
ルートヴィヒの用意してくれるごはんはいつも美味しい。]
畑のお手伝いは任せるの! たくさん耕すのよ。
宿のレストランも楽しみなのよ。レストランは知らないごはんがたくさんあって楽しいのよ。
それに、ルーと一緒におでかけなのよ。