ぐぇ[>>62腕を引かれて上がった声は、 たとえて言うならかえるの潰れたようなそんな声。 そんな色気の欠片もない精神性だからこそ、 漸く理解が及んだ顔は、あんたばかァ? 的な――…] おまえ、バカですね![――思い切り、声にでていた。 逃げ出すチャンスを窺うことも忘れて、ただ呆れたように。 ちょっぴり赤くなっているのは、駐屯地でのことを思い出して。 >>64そのせいか、引き寄せられることに反応が遅れ、 気付いた時には庭師の腕の中のまま]