[ 夢だった。全て。
じゃあカレル様のお怪我は?クレメンス様のお怪我は?
全部、治っているのだろうか。
辺りを見渡せばクレメンス様の姿が見えて>>62
呟きが少しだけ聞こえてしまった。 ]
クレメンスさm……クレメンスさん!
あの…私………私………
[ あれ?私はなんと言いたかったのだっけ。
…違う、言いたかったんじゃなくて、
安心したから声を掛けたかったんだ。 ]
……ご無事で、何よりです…
[ 全部見ていたなんてクレメンス様は知らないだろう。
けれど、"こころ"からの安心をこの笑顔に乗せて。 ]*