―回想・その後―
[シメオンが去って暫く。
感情に任せ、思うがままに叫んでいたが……>>7:-162、それすらも言い尽くすと、半ば呆然と、座り込んでしまっていた。
ぼろぼろと零れる涙が止まらず、それを拭おうという気にもなれず、ぼんやりと
カークとは、何か話しただろうか。
もしそうなら、随分と小さく、しゃがれた声が出たに違いない。]
……ばか、やろうっ……
[シメオンが『人狼』だと知ったところで、取れた選択肢はそう、多くはなかっただろう。
彼が死ぬか、自分達が死ぬか……。
伴に歩む道は……閉ざされていた。]