[再び足を止めた、その目の前の墓標に刻まれた名は
Walter=Lawine.
男は袋から酒瓶を取り出し、墓石の傍らそっと供える。]
ま、今後は口うるさくいう必要もなくなりましたし。
そちらの皆と一緒に呑んでください。
彼も……どうせそちらでしょ?
[墓石の下、ともに埋めた認識票の持ち主は実際のところ、どうなったかなど男は知れはしないけども。
ひとまずは行方不明と処理された様だ。
遠い未来、もしかしたら正確にそれは記録されるかもしれないけども>>6:-175。]
……生憎、私が一緒に呑めるのは当分先でしょうがね。
まったく、やること多くておちおち死んでられませんよ。
[やれやれと肩すくめてから、踵を*返した*。]