頼み、ごと……。[続く言葉>>61には、数度目を瞬かせた。いつも甘えているつもりだった。だが、それは彼が自然と受け入れていることで、自分から頼んだ訳ではなかったのだな……と、改めて気がついた。行かないで――…ずっと、傍にいて――……と、喉元まで出かかるのに。それは、適わない願いと知っているから。本当の願いは、伝えることは出来そうにない。]