いいんだ。ここに来てくれたなら……>>63[(……最期に俺を選んでくれたんだろう?)というのは、声には出さずに。いまはただ、オクタヴィアの方に向かって手を伸ばす。地上では千切れてしまったはずの右手で。なお、この時点では、彼女が銀の花びらを使って、それこそ戦乙女のような一矢を報いてくれたことは知らない。近いうちに、本人か、またはこの地にいる他の誰かから聞くことは叶うだろうか?それとも、地上の誰かの呟きから知ることは?*]