……すみませんでした。今の今まで、貴方が人狼ではないかと疑っていました。人間だったんですね……。[どこか落胆したような声で言い、眉尻を下げてディーターを見る。人狼騒動は終わった。ゲルトとヨアヒムのことは非常に心配だが、少なくともこの村自体は平和になった。ふいと顔を逸らし、彼から自分の表情が見えないようにしてから尋ねる。] ……いつ頃、村を出て行かれる予定なのですか?[彼はこの村の出身だと噂で聞いている。これきりということはないだろう。……多分。]