[面妖な動きをする者もいるが、油断さえせねば魔獣として退けを取ることもない。故に自然と意識が引かれるのは、妖魔らに守られる軽薄な男へ。 己がその不審を抱くと云うことは。 自身よりもずっと用心深い彼も当然。>>60 イースの動きを察し、爪を振りかぶる。 こちらは、先ほどの借りを返す為ではない。>>10] 接近するなら攪乱する。 派手に暴れてやるから好きに動け。[爪先に宿る闇の力。 振りかぶり衝撃波を投げ放てば、妖魔を巻き込むように。]