[帝国の支配について理性的であると記してはあるが、軍門に下れ、とは手紙にはかかれていない。 希望は一点、海峡西で双方がぶつかった後に、機を見てウェルシュにこの戦の継続に、難色を示してほしいということだけだった。] "私の背信でシコンを失った後だ。 カルボナードの面々も、 各地の領主のご機嫌とりに走っていることだろう" "今、首都は衝突の行方と、 諸侯の考えを常よりも計っている筈だ"[ましてやそれが造船所を有するストンプの領主となれば、判断の趨勢に影響を与える力は大きい。]