――謁見の間
テンテケテンテン テケテケテケテケ
ピロピロピッピ ピロピロピロリン
テンテケテンテン テケテケテケテケ
ヒョロピーヒョロピー ヒョロヒョロピーピー
[ 玉座に据えられた、亡き前皇帝の股間が宿した眩い光の中から、今日もエリオットが勃ち上がる ]
「天子様のおな〜り〜」
[ 全身を強張らせて、硬い表情を崩さない天子。ガチガチの容相である ]
民よ。
衛兵は次点の妻候補を、数名まで絞っているらしいと聞く。
けれども朕《チン》は、昨夜の過ち、忘れた訳ではないのだな。
【御触書:23:00までに、朕の妻に相応しいと思う者の名、及び、相応しくない=肌を合わせるまでもないと思う者の名も挙げよ】