[…はユーリエの手を引き、宿へと急いだ。彼女の手は小さくて柔らかく、…はこんなにもか弱いものなのかと不安を抱いた。傍に居なければと、心に固く誓った。][宿につくと、ユーリエはテキパキと動き始める。その姿に…は息を切らしている自分が情けなくなった。少し息を整えると、声を張った。]吊り橋を見に行ってくれた者はいるかな?なんだか、胸騒ぎがしているんだ。