[前髪の水気をそこそこに拭った後、指先をタオルから離し。赤、青、黄、それぞれ個々の彩を主張する薔薇たちに視線を戻す。] どの子も綺麗だけど、赤い薔薇が一番綺麗だよね。[なんともなしにそう告げると、窓張りの扉のついたラウンジを見る。] 茶葉は、今の時節何があるかな ちょっと在庫を見てくるね。[自分の皮膚とは対極な褐色の肌の青年に、そう告げて離れ*]