人狼物語−薔薇の下国

447 ―::ポルターガイスト::―2―


学芸員 オクタヴィア

― 玄関 ―

 あの、もしかして……ベネディクトさん、ですか?
 驚いた、あのころからほとんどお変わりない。

[記憶の中にうっすらと浮かんだ姿と比べても、彼の上に年月の埃は積もらなかったらしい。
それともあれは、先代執事の姿だったろうか?

ともかくも小さくクスッと笑って]

 ご無沙汰してしまいました、お元気そうで何よりです。

 そう、私は――きっと彼女に会いに来たのね。
 あの子はお留守ですか?
 なら、お言葉に甘えて中で待たせて頂きますね。

 折角ですし、あなたも、ね?
 こちらのお茶は、他ではなかなか飲めないもの。

[そう声を掛けながら、どこか浮き足立っている少年>>57の横をゆるりとすり抜けた]

(64) 2016/09/13(Tue) 14:04:45

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