――風情、か。 疎らに散る花など眺めても、煩わしいとしか思えぬがな。[一見すれば穏やかな笑み>>56。 それを受けた氷華は、奥に秘めたるものへ考えを巡らすこともなく、ただ揺らがぬ眼差しを向ける] 真白き静寂に勝る美しさなどなかろう。[それは先の呟きへの返答でもあったか。 闇桜の思う所がなんであれ、氷華は己を偽らず言葉を紡ぐ*]