[銀色の繭のひとつに、静かに降り立った猫は。顔の識別できる透明部分から中を覗き込む。 ――――…その繭に眠るのは、“ソマリ”。 隣の繭には、同じく眠ったままの“カサンドラ”の顔。共に星々の見えぬ深淵に飛翔した>>6:236のは、二人の”こころ”。身体は……ずっと "此処”で眠っていたのだから。]・