― 医務室に向かう前の通路のような ―
『 ……どうしちゃったの 何も返さねえとか珍しい 』>>54
どうもしないよ?僕だってたまには真面目な話もするさ。
[ 紙切れみたいに薄い言葉の遣り取りをしている間。
数年前も――この人狼騒動の間も
言葉を交わす度に積み上げてきた"仲の悪さ"故に。
互いのことを嫌いだと公言しているからこそ>>2:148>>2:138
真面目な話をする前にだって嫌味の応酬を欠かさないのが常で。
"おじさん"と学者が呼ぶ――クレメンス・フォルヒャートならば
確信的に"おかしい"と違和感は抱かずとも、
ロー・シェンの雰囲気に何か感じることはあったかもしれず。
…しかし、彼が感じる"かも"しれないことについて、
――――――― "今の"考古学者はどこまでも無頓着だった。 ]